ニューヨークのランドマーク、マンハッタンブリッジを一望できるDUMBOの街角。そこに立つだけで映画のワンシーンのような空気感が生まれる。チアリーダーのイダヘが最近公開した写真でも、その雰囲気が伝わってくる。旅先で服を選ぶとき、つい派手な柄や色に目が行きがちだが、今回のコーデを見れば、なぜ最も基本的な「ブラック」が確実な戦略になるのかがわかる。洗練された都市感と少女らしい弾むようなムードを同時にまとった彼女のルックは、クローゼットの定番アイテムの組み合わせ方に明快な答えを示している。
失敗しないブラック&ホワイト、ケープディテールで差をつける
オールブラックを試すとき、重く見えたり単調になったりするのが不安になることがある。しかしイダヘのスタイリングを見るとその不安は消える。要はコートのシルエットだ。肩のラインをやわらかく包むケープスタイルのロングコートを選び、クラシックさとユニークさを両立させている。コートの内側から顔を覗かせる白いシャツの襟が、窮屈になりがちなブラックルックに軽やかなリズムを与えている。フォーマルな場から軽い旅先の散歩まで、幅広く使える万能アイテムの活用法だ。
サングラス一つで格が上がるルックの完成度
コーデがあと一息に感じられるとき、まず手に取るべき小物はサングラスだ。特に全体がダークトーンの装いのとき、ホワイトフレームのオーバルサングラスを合わせると視線が上に集まり、プロポーションがよく見える効果がある。レトロな雰囲気を演出しつつ、全体にヒップなムードを加える。派手なアクセサリーをたくさんつける必要はなく、顔型に合ったセンスのいいフレーム一つでストリートスナップの主役になれる。サングラスを少し下げてかける演出は、自由な旅人らしい余裕を際立たせる。
地下鉄もランウェイにする「スクールルック」感のミックス
ニューヨークの地下鉄で撮られたカットからは、さらに若々しいエネルギーが伝わってくる。ロングコートの下に合わせたグレーのプリーツスカートとニーソックスは、高校生風のスクールルックを感じさせる。そこにごつめのヒールが特徴的なメリージェーンを合わせ、可愛らしさと歩きやすさのバランスをとっている。旅先では歩くことが多いため、スタイルと快適さを両立させるのがポイントだ。黒いストッキングにトーンを落としたブルーやグレーの靴下を重ねるレイヤードは、すぐにでも真似したいテクニックだ。
ファッションの決め手は小物、カメラとフォンケースの調和
ファッションエディターが注目するもう一つのポイントは、手に持った小物だ。クラシックなマニュアルカメラを首から下げ、アナログな感性を添える一方で、ビビッドなオレンジのフォンケースをアクセントにして無彩色のコーデに活気を与えている。オールブラックが物足りなく感じるなら、バッグや靴よりも手に持つ小さなアイテムの色を大胆に選ぶのが手っ取り早い。全体のバランスを崩さずに個性を際立たせる最も簡単なトリックだ。
見知らぬ街の空気を味わい、自分のスタイルを記録したい瞬間、イダヘのブラックルックは格好の参考になる。派手な色がなくても十分に光るということを教えてくれる。次の旅支度をする際、クローゼットの奥にしまい込んでいたブラックコートとホワイトシャツを真っ先に取り出してみてはどうか。
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