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【ヘラルド経済=キム・ボヨン記者】 英国の指揮者が協奏曲の演奏中に振った手がソリストの数十億ウォン相当のバイオリンに当たり、楽器が床に落下する事故が起きた。
21日(現地時間)、英紙『ザ・サン』や『スリップド・ディスク』などの外信が、事故は17日にフィンランド、ラハティのコンサートホールで起きたと伝えた。
当時、英国の指揮者マシュー・ホルスがブルッフのバイオリン協奏曲を指揮している最中、彼の手がソリストのエリーナ・ベヘラのバイオリンに触れ、楽器は跳ね上がって舞台の床に落下した。
そのバイオリンは1780年にジョヴァンニ・バティスタ・グァダニーニが制作した名器で、100万ポンド(約20億ウォン)を超える価値があるとされる。
ベヘラは事故直後、顔を両手で覆って悲鳴を上げた。その後、周囲の演奏者が驚いた表情で見守る中、彼女はゆっくりとバイオリンを拾い、損傷箇所を確認した。
演奏は約2分間の静寂の後、中断されたが、ベヘラの演奏で再開された。彼女は冷静に演奏を最後までやり遂げた。
指揮者ホルスは「ここ数年、ブルッフのバイオリン協奏曲を何度も指揮する喜びを味わった」と述べ、「この公演は決して忘れられない」と語った。
続けて「ベヘラは事件の前後を通じて見事な演奏を見せてくれた。素晴らしい友人であり同僚でいてくれて感謝している。グァダニーニ氏の卓越した職人技にも感謝する」と述べた。
ベヘラは、足で衝撃を吸収し、奇跡的にバイオリンの破損を防げたと説明した。『自分が忍者なのではないかと思った』と語り、『バイオリンにはひびも傷もなく無事だった』と述べた。
また『表板と側板の接着が一部外れたが、湿度変化で表板と裏板が割れるのを防ぐためにそう設計されている。今回は衝撃からも守ってくれた。楽器の天使がそばにいた』と語った。
バイオリンはヘルシンキの弦楽器製作者に預けられ、開いた継ぎ目を修理した後、無事に復元され、楽器の価値に影響はなかったと報じられている。
ベヘラは『互いに意思疎通と信頼があり、それで十分だった。相手も同じ気持ちだったと思う』と語り、『マシューと早くまた共演できることを望んでいる』と付け加えた。













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