▲ グループ・キャッツアイ(左)とアイリット。提供|ハイブ-ゲッペンレコード、ビリーフラップ
【スポーティビニュース=ホン・ヘミン記者】 ハイブの巧みな“ツイン戦略”が奏功した。最近、ハイブ傘下のガールグループが相次いでテクノ基調の新曲を発表し、話題性と成績の両面を牽引してK-POPの潮流を塗り替えた。
ハイブとゲッペンレコードの合弁グループ、キャッツアイは4月にテクノ基調のダンス曲「PINKY UP」を発表した。続いて、ビリーフラップ所属のアイリットが同月に思い切った変身を見せるテクノ曲「It’s Me」をリリースした。さらに別レーベルのソースミュージック所属ルセラフィムもテクノの流れに乗り、最新の正規2集先行曲「CELEBRATION」ではテクノ寄りの強烈なEDMサウンドを打ち出した。
▲ グループ・ルセラフィム。提供|ソースミュージック
デビュー以来それぞれ異なる音楽性を築いてきた3組が同じ時期にエレクトロなサウンドを前面に押し出したことは、K-POP市場の注目を一気に集めた。ハイブ傘下のガールグループによる一連のテクノ志向に対しては画一化を懸念する声も上がったが、実際には各チームが個性を保ちながらひとつの潮流を作り出すことに成功している。
テクノは強いビートと反復するリズム、高いエネルギーを基盤とするため、ショートフォームのコンテンツやパフォーマンス主導のK-POP環境に適合しやすい。こうした特性が評価され、近年グローバルの音楽市場で再注目されつつある。キャッツアイ、アイリット、ルセラフィムはいずれもテクノを選び、素早く世界のトレンドに歩調を合わせた。
注目すべきは、同じジャンルを扱いながらも各チームが異なるアプローチで色を出している点だ。キャッツアイはグローバルポップを狙った大胆な電子サウンドとパフォーマンスを押し出し、ルセラフィムは独特の自己確信を描くナラティブとエネルギーを落とし込んだ。アイリットはこれまでの夢幻的で少女らしいイメージを残しつつ、より強烈で大胆な魅力を加えて「アイリット流テクノ」を築いた。出発点は同じテクノでも、各チームはアイデンティティとメッセージを反映させて差別化に成功している。
画一化への懸念を払拭した3組は、テクノで好成績も手にした。キャッツアイは「PINKY UP」で米ビルボードのメインシングルチャート“Hot 100”で自己最高位を記録し、グローバルな存在感を示した。ルセラフィムも英オフィシャルチャートなど海外の主要チャートで有意な成果を残し、アイリットは「It’s Me」で韓国内の音源チャート上位に定着して大衆的なヒットを牽引した。
重要なのは、3組の連続成功が個別の成果に留まらなかった点だ。
ほぼ同時期に発表された3曲がテクノやEDM系のサウンドを前面に出したことで、そのジャンルへの関心が自然と高まり、K-POP市場全体で電子音楽系サウンドの存在感が増した。同じジャンルに乗ったとしても“自己複製的”な追随ではなく、各々が異なる魅力を盛り込んだことで相乗効果が生まれ、彼女たちを起点とするK-POPトレンドの再編に成功したといえる。













コメント0