
ネパールの首都カトマンズが色彩に満ちた大都市へと変貌する瞬間が、放送を通じて映し出される。数千年にわたる伝統と現在の暮らしが交差する路地で、神と人が共に生きるネパールの時間が旅の最終章として展開される。

EBS 1TVの「世界テーマ紀行」は16日に放送される「神と人間の時間 ネパール」第4回「カトマンズは巨大なキャンバス」編で、旧王都パタンとカトマンズの路地を巡り、多彩な文化や信仰、祭りの風景を照らし出す。第1回から続く旅の最終章で、ネパールの日常と伝統が最も濃密に表れる空間へ視聴者を誘う。
最初に訪れるのは「生きた博物館」と呼ばれるパタンだ。パタン・ダルバール広場にはリチャビ朝からマラー朝に至るまで、数百年の歴史が積み重なっている。古来の給水施設ヒティが今も使われる路地の風景は、遺産が保存されるだけでなく現在の暮らしとつながっていることを示す。
路地の奥ではネパールの食卓にも出会える。ダル市場ではネパール式のパンケーキ、バラや生肉料理クチラを作る光景が続き、日常の食文化が自然に表れる。また「生きている女神」を祀るクマリ・ガルでは、ネパール特有の信仰と伝統がどのように継承されているかも見られる。
この日の放送では、ヒンドゥー教最大級の祭りの一つマハ・シヴァラートリの現場も捉えられる。「偉大なるシヴァの夜」を意味するこの祭りには、全身に灰を塗って修行するサドゥたちが街に集う。人々はマサラ・チャイを分け合いながら夜を明かし、都市全体が一つの儀式空間へと変わる。
カトマンズの別の路地では竹の管楽器ムラリの音が響き、ヴィシュヌの象徴とされる黒い石シャリグラムを売る店の前には信者が絶えない。宗教と音楽、暮らしが自然に交じり合う風景は、この街特有の空気を作り出している。
放送のハイライトは色の祭りホーリーだ。春が深まる頃、カトマンズ全域が色粉と水で覆われ、一つの巨大なキャンバスに変わる。人々は互いに色を塗り、水を掛け合いながら祭りを楽しむ。身分や宗教、民族の境界を越えて皆が一緒になる瞬間だ。
「ホーリー・ハイ」という掛け声の中、見知らぬ者同士が友達になるこの祭りは、ネパール社会の別の一面を示す。異なる階層や共同体が自然に交わる姿は、長い伝統と現在の暮らしが共存するカトマンズの特徴を象徴している。
「世界テーマ紀行—神と人間の時間 ネパール」は今回の第4回をもって旅を締めくくる。雪山と都市、伝統と日常、そして人々の暮らしをたどった物語は最後までネパールという空間の多層的な魅力を伝えるだろう。第4回「カトマンズは巨大なキャンバス」は16日午後8時40分EBS 1TVで放送される。













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