キジョゲは産卵期の7〜8月を除き一年中採取可能だが、最も美味しいのは春。ほどよい甘みがあり、のんびりした春の日に食欲を刺激する。産卵期を過ぎると身が締まり、食感と風味が落ちる。
バジラクのように干潟で採れる貝もあるが、キジョゲはやや深い水深に生息するため、ダイバーが潜って直接採取する。長い酸素ホースをくわえ、最大で水深60mまで降りる。深く潜るほど危険も増し、かつて西海で操業していたダイバーがサメの攻撃を受けた例もある。
そのため毎日操業できるわけではない。潮汐差が大きい西海では、潮の状況によっては操業が困難だ。潮差が最も小さい時期(조금=ネプ潮)に限り作業が可能になる。また資源保護のため、船1隻当たり1日2000個までと漁獲枠(クオーター)が設定されている。
キジョゲを最も美味しく味わう方法は「サムハプ(3種の組み合わせ)」だ。ただし地域によって組み合わせは異なる。保寧ではキジョゲの貝柱に牛バラ薄切り(ウサムギョプ)とモヤシを合わせる一方、長興地域では韓牛のサーロインと椎茸を焼いて合わせる。
買うときは、殻の色が鮮やかで光沢があるものを選ぶと良い。殻が濁っていたり割れているものは鮮度が落ちている可能性が高い。
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