
買い物かごの物価負担がなかなか解消されない中、ベランダの鉢で野菜を育てて食べる家庭が増えている。

韓国農水産食品流通公社(aT)農産物流通情報(KAMIS)によると、9日現在の長ネギ1kgの小売価格は2669ウォン(約267円)で、1か月前より1.26%下落した。韓国全国の卸売市場の1kg平均競落価格も736.3ウォン(約74円)で、前年(1455.8ウォン(約146円))の半分にも満たなかった。
産地の生産量増加で価格下落が続いているが、スープやチゲ、惣菜に欠かせない食材だけに、毎回購入する手間は依然として残る。土と鉢さえあれば家で簡単に育てて食べられる野菜4種類を紹介する。
最初に挙げられるのは長ネギだ。自宅で長ネギを育てて食費を節約するいわゆる「パテック」(パ+再テク)が広まり、関連ノウハウがSNSやオンラインコミュニティを中心に活発に共有されている。

方法は単純だ。スーパーで買った長ネギの根元を一つかみ分ほど残して土に植えればよい。わざわざ種を買う必要はなく、1週間ほどで指の第二関節ほど伸び、植えたまま成長した部分だけを切って食べられる。1日に約1cmほど伸びるため成長が早く、毎日目に見える変化を確認できる。
深さ20cm以上の鉢に植え、表土が乾いたときに1日1回しっかり水をやるのが基本だ。水を与えすぎると土の表面にカビが生える可能性があるので注意する。水耕栽培より土耕のほうがベータカロチンやポリフェノールなどの栄養面で有利である点も覚えておきたい。
レタスはベランダ菜園の定番だ。一度植えれば約2か月ほど葉を収穫でき、水やりさえ適切にすれば育てやすいため、ベランダ菜園を始める初心者に人気がある。

深さ15〜20cmの鉢に種をまけば、約1か月で収穫を始められる。外側の葉から摘む方法で収穫すれば中心から新しい葉が次々と出て、2か月以上新鮮な葉物を楽しめる。苗を買えばさらに早く育つ。
苗を植えた場合は2週間後から収穫可能で、夏は2〜3日おき、春・秋は1週間おきに葉を摘める。肥料を与えすぎると葉が硬くなり、水を与えすぎると苦みが出ることがあるため、適量を守ることが重要だ。
経済性で見るとニラが最も有利だ。3〜4月に播種すれば約15日で発芽し、一度根付けば3〜5年収穫できる多年草だ。葉が育った後に繰り返し切って使える「再生野菜」で、種から育てることも、既存の株を分けて植えることもできる。

春から秋にかけて通年で収穫可能で、冬は休眠して成長が止まるが枯れているわけではないため捨ててはいけない。日照が少ない北向きのベランダでも育ちやすく、日当たり条件が良くない家庭にも向いている。根が横に広がる性質があるため、深さより幅のある鉢が適している。
ハーブ類の中ではバジルが特に効率的だ。市販価格と比べて栽培効率が高く、一株育てるだけで年間3〜4万ウォン(約3,000〜4,000円)相当を収穫できる。スーパーで売られるバジルの一パックが2000〜3000ウォン台(約200〜300円)であることを考えると節約効果は大きい。

1日に4時間以上日が当たる環境が必要で、気温が15度以下に下がると成長が目に見えて遅くなる。寒さに弱いため冬のベランダで育てるのは難しく、春から初秋にかけて集中して育てて使うのが現実的だ。
鉢の菜園の真価は収穫量以上に鮮度にある。必要な分だけ切ってすぐ使えるため、冷蔵庫でしおれてしまう野菜の無駄を減らせる。最初は長ネギやレタスのように管理が簡単な野菜から始めれば失敗の確率を下げられる。
庭や畑の土をそのまま使うと雑草の種や害虫が混入する可能性があるため、有機物を含む園芸用培土を購入して使うのが望ましい。鉢と培土はダイソーや近所の園芸店で5000〜1万ウォン(約500〜1,000円)で基本セットを揃えられる。













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