
北朝鮮は、火星-11型弾道ミサイルとは別に炭素繊維製の模擬弾(停電弾)の散布試験を行ったと主張しており、韓国の主要インフラ防護の問題が改めて浮上している。
炭素繊維弾は爆発で施設を破壊するのではなく、導電性の微細繊維を散布して送電線や変電所を短絡させる「ソフトキル」兵器だ。外観上の損傷を最小限に抑えつつ、電力供給を麻痺させることが狙いだ。
コソボ戦争で確認された停電誘発効果
原文によれば、1999年のコソボ戦争で米軍はF-117などの航空戦力を用い、セルビアの主要電力施設に黒鉛弾を投下し、一時的に同国の電力供給の70%超が寸断したとされる。
安保の専門家は、前線の軍事基地を直接攻撃するよりも、後方の電力網を撹乱する方が指揮統制網や産業インフラに致命的な打撃を与え得ると分析する。

首都圏集中型電力構造が育むリスク
原文は、首都圏が韓国内電力需要の43%を占める構造を指摘している。ソウル・京畿・仁川に需要が集中する一方で、域内だけの発電では賄い切れず、外部電力への依存が高い。
忠清や江原などで生産された電力が、ごく限られた大容量の送電線と主要変電所を経由して首都圏に供給される構造のため、主要拠点が同時多発的に撹乱されれば広範囲の停電が生じるリスクが高いと懸念されている。
防護の焦点は屋内化と電力網分散
原文は、対策としてミサイル防御網の強化に加え、主要変電所の屋内化や電力網の分散を挙げている。
主要施設の防護を強化し、供給経路を多重化して単一のボトルネックを減らさなければ、ソフトキルへの耐性を高めることは難しい。
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