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起亜がアメリカ市場で存在感を強めている。現代自動車(ジェネシスを除く)の販売台数を2か月連続で上回ったのがその理由だ。大型SUV「テルライド」を軸に据えた起亜のプレミアム戦略が本格的に効き始めている。北米市場で長年“牽引役”を担ってきた現代を起亜が追い抜くのは異例の展開だ。
24日、業界によれば、起亜は今年1月と2月に米国市場でそれぞれ6万4502台、6万6005台を販売し、現代を上回った。同期間の現代の販売台数は5万5624台、6万5677台にとどまった。累積でも起亜は13万507台を記録し、現代(12万1301台)を超えた。
従来は現代が起亜を上回る構図だった。昨年も現代は90万1686台を販売し、起亜(85万2155台)を上回っていた。しかし今年は状況が変わっている。起亜の販売反発の鍵は「第2世代テルライド」だ。米市場向けの大型SUVであるテルライドはハイブリッドモデルの追加などで商品力を大幅に強化した。
テルライドは今年1~2月に合計2万2622台を売り、同期間の現代パリセード(1万8629台)を上回った。大型SUV市場での優位が販売全体の構造を揺るがした形だ。北米市場ではSUVやピックアップなどのレジャー用車両(RV)が全体販売の70~80%を占める重要セグメントであり、ここでの競争力がブランドの成否を左右する。
業界では、テルライドが単なる販売拡大を超えて起亜のブランドポジショニングの変化を促していると見ている。起亜は現代と異なりジェネシスのような別ブランドのプレミアムラインを持たないため、高級需要の取り込みに限界があると指摘されてきた。しかしテルライドが事実上「プレミアムの役割」を一部代替し、ブランドイメージの底上げを牽引しているとの分析が出ている。
実際、新型テルライドは車体を拡大すると同時に内外装に高級素材を採用し、デザインの完成度を高めて商品性を引き上げた。
オートモーティブニュースなどの外信も、テルライドが起亜の北米市場における顧客層を拡大する主要モデルになると見ている。今回の販売逆転は現代自動車グループ内の競争構図にも変化を予告する。起亜がRVを前面に出して販売を伸ばす一方で、現代はラインナップ再編と商品力強化で応戦している。
特に両社はハイブリッド中心戦略を強化し、環境対応車市場でも競争を続けている。現代・起亜は最近ハイブリッドの累積販売500万台を突破し、電動化への移行過程で安定した成長基盤を確保した。
こうした「競争」がグループ全体の競争力強化につながると見られる。北米市場は現代自動車グループのグローバル販売の約 25%を占める重要市場であり、両社の共存成長の成否が今後の業績を左右する可能性が高い。
業界関係者は「起亜はテルライドを通じてプレミアム需要まで取り込める基盤を整えた。現代と起亜の競争が激化すれば、商品性とブランド競争力はさらに強化されるだろう」と指摘した。














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