【ニュースカルチャー クォン・スビン記者】 古典派を代表する巨匠フランツ・ヨーゼフ・ハイドンの多くの作品の中でも、晩年に完成したオラトリオ『天地創造』(Die Schöpfung, Hob. XXI:2)は、ハイドン自身が「私の作品ではなく、天からのものだ」と語ったと伝えられるほど、音楽的到達点の一つに挙げられる。
ロンドン滞在中に目にした大規模なオラトリオ公演に深く感銘を受けたハイドンは、宗教音楽の枠を超え、劇的でオペラ的な要素を自らの作曲技法に取り込んだ。本作は、混沌から光と生命が生まれる過程を緻密な叙事構造と壮大な合唱で描いた傑作だ。

国立合唱団は、6月19日(金)午後7時30分、ソウル芸術の殿堂コンサートホールで第208回定期演奏会としてハイドン『天地創造』を上演する。原初の静寂から万物が息づくまでの大いなる旅を音楽で描き、『世界はどのように歌として生まれるのか』という問いを観客と分かち合う。
舞台の完成度を高めるため、国内有数の音楽家が結集する。国立合唱団の芸術監督で団長を務める指揮者ミン・インギが指揮を取り、全体のアンサンブルを統率する。ここに、国際舞台で活躍してきたソプラノのカン・ヘジョン、テノールのチェ・サンホ、バリトンのチョン・ロッキがソリストとして登場し、叙事の流れを牽引する。
国立合唱団と次世代の声楽専攻者で構成する青年教育団が壮大なハーモニーを生み出す。古楽専門団体カメラタ・アンティクワ・ソウルは、史実に即した古楽器奏法で当時の音色を再現する。
ハイドンは、世界の起源と誕生という叙事から着想を得て、多様な音楽場面を有機的につないだ。嵐や深い闇から、澄んだ鳥のさえずり、差し込む光、そしてついに創造された人間の声に至るまで、多彩な要素が精緻に絡み合う。緻密な管弦楽法と様々な合唱技法が交錯して作り出す聴覚的風景は、古典派合唱音楽が到達し得る美学的頂点を示す。
宗教音楽という枠を超え、深い省察の時間を経験させる。最高水準の演奏が織りなす音のうねりの中で、人間存在の神秘や自然の驚異と向き合うことになる。
ニュースカルチャー クォン・スビン ppbn0101@nc.press













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