幼少期の苦難を共有し、共感で結ばれる
政府発足後最短でのインド国賓訪問
「メイク・イン・インディア、トゥゲザー・ウィズ・コリア」を強調
イ・ジェミョン大統領とナレンドラ・モディ首相は今回が3度目の対面で、公式の歓迎式典から拡大会談に至るまで終始友好的な雰囲気が続いた。とりわけ、幼少期の逆境を乗り越えて指導者の座に上った経歴に対する共感を基盤に、両者の親交と両国の縁が強調された。
イ大統領は20日(現地時間)、ニューデリーの大統領官邸に到着して車を降りると、待っていたモディ首相に笑顔で迎えられた。その後、迎賓館の庭園で二人はアショカの木の共同植樹を行った。アショカはサンスクリット語で「平安」を意味する。
イ大統領は両国の実業家が参加したビジネスフォーラムで、古代における両国の交流を象徴する許王妃の逸話を紹介した。イ氏は「許王妃の船が激しい嵐に遭った際、パサ石塔が波を鎮め航路を切り開いた」と語り、「波を恐れて航海をあきらめていたなら、縁は始まらなかっただろう」と述べた。さらに「その縁は2000年の歳月を越えて現代自動車、サムスン電子、LGなど韓国企業がインドの生活に深く根を下ろした」と指摘し、「今後さらに多くのパサ石塔が築かれることを期待する」と強調した。
両首脳の直接対面は今回で3回目となる。イ大統領は昨年6月、カナダで開かれた主要7カ国(G7)首脳会議でモディ首相と初めてあいさつを交わし、同年11月の南アフリカ開催の主要20カ国(G20)首脳会議では別途会談を行っている。
イ大統領が韓国大統領として8年ぶりにインドを国賓訪問することになった背景には、両首脳の厚い親交があるとみられる。今回の訪問はモディ首相の招待によるもので、歴代政権発足後で最短期間で実現した例とされる。現地メディアとのインタビューでイ大統領は「昨年6月にカナダで初めてモディ首相に会ったときから、長年の友人に再会したような親しさと喜びが先立った」と語った。
モディ首相が主催した昼食会でのイ・ジェヨン・サムスン電子会長によるセルフィーも注目を集めた。サムスン電子のニュースルームには、当日同氏がインドのノイダ工場で生産されたギャラクシー Z フリップ7で撮影した原版のセルフィーが掲載された。サムスンは1996年からノイダで携帯電話を生産しており、フォルダブルを含むすべてのフラッグシップ機と普及モデルを同工場で生産している。これによりサムスン電子はインド政府の「Make in India」政策に貢献しているとされる。イ大統領も現地メディアの取材で「Make in India, Together with Korea」というビジョンを強調した。
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