
【ザ・パブリック=ヤン・ウォンモ記者】ウクライナ軍が歩兵を投入せず、ドローンと地上無人戦闘システムだけでロシア軍陣地を占領した事例が明らかになった。戦闘の核心となる「突破」の段階で人的兵力が排除された作戦が確認されたのは今回が初めてだ。
ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領は先月13日(現地時間)、武器製造者の日の演説で、今回の戦争で初めてドローンと地上無人システムだけで敵陣を占領したと述べ、ロシア軍は降伏し、歩兵投入も味方の被害もなかったと明らかにした。ただし作戦が実施された具体的な時期や場所は公表されていない。
今回の作戦は、偵察・攻撃・占領・補給を一体化した統合無人戦闘システムで実施された。上空のドローンが標的と防御構造をリアルタイムで識別し、地上では自爆ロボットと機関銃搭載の無人車両が塹壕やバンカーを制圧する方式だ。その後、無人車両が陣地内部に侵入して交戦を続け、物流ロボットが弾薬や装備を補給した。負傷者の後送も無人システムで行われた。
無人戦闘は「兵力不足」という現実と無関係ではない。ロシアに比べて劣勢な兵力規模と前線の長さが1000㎞に及ぶ点を考えれば、ウクライナ軍にとって最も危険な区間で兵員を守ることが戦力維持の要だ。西側メディアはウクライナ軍の平均年齢を45〜47歳程度と推定している。
戦場環境の変化も影響している。双方がドローンを大量投入する中、前線周辺の20〜25㎞区間では歩兵による突撃で大きな損害を避けられなくなった。西側の軍事分析家はこれを「ドローンの壁」と規定し、無人戦力が突破と占領を担い、歩兵は占領地の保持に専念する方向へ戦術が変化していると指摘している。
ただし無人システムが歩兵を完全に代替したわけではない。現行のシステムは完全自律ではなく遠隔操作に依存しており、通信妨害に弱く、維持・整備にも人手が必要だ。それでも、最も危険な任務を機械が引き受け始めた点で戦場の様相は根本的に変わりつつあると評価されている。













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