” />青い湖と雄大な山並みが織りなす風景で知られる忠清北道・堤川は、「清風明月の地」と称される自然豊かな都市だ。「内陸の海」とも呼ばれる忠州湖を抱き、季節ごとにまるで一幅の山水画のような景色を見せる。中でも錦繍山は、自然が生み出した造形美を象徴する存在だ。
退渓・李滉が「絹に刺繍を施したような山」と称えたという逸話が伝わり、山名は「錦」と「繍」の字に由来する。頂上に立てば、月岳山の霊峰と白頭大幹の稜線が壮麗に連なり、その麓にはエメラルド色の湖が広がる。山と水が寄り添う景色を前に、アナウンサーのキム・ギマンと高校の先輩でありマラソン仲間のチョ・ギョンナムが足を進めた。
堤川では忠州湖が「清風湖」と呼ばれることもある。湖畔に沿って整備された清風湖ジャドゥラク道は、低い山裾をたどる散策路で、水と森の景色を間近に感じられる。静かな村を抜けると、遠くに錦繍山の稜線がゆっくり姿を現し、二人の期待が自然と高まった。
” />マラソンと登山を共に楽しんできて、いつの間にか15年が経っている。二人は風を切って玉筍大橋を駆け抜け、湖に面する奇岩の絶景で知られる玉筍峰を眺めた。吊り橋を渡ると、いよいよ本格的な山道が始まる。
登山の出発点は「サンシュユ村」と呼ばれる上川村だ。初春の渓谷にはまだ氷が残るが、空気にはすでに春の気配が漂っている。稜線へ続く岩稜帯と松林の道が交互に現れ、登山に独特のリズムを与える。錦繍山は柔らかな名とは裏腹に、「岳」の字が示す通り傾斜は決して緩やかではない。急な階段を登って振り返ると、上川村と可恩山の稜線が爽やかに広がる。
とりわけ岩の隙間から育つ松が印象的だ。大きくはないが、曲がりくねった岩と溶け合い、独特の景観を作り出している。まるで岩から松が生えているかのような光景が続き、錦繍山ならではの雰囲気を醸し出す。
” />山道をしばらく登ると、錦繍山を代表する名所・龍潭滝に行き着く。冬の終わりで滝は凍り、巨大な氷柱がまるで龍が天へ昇るような姿を見せている。春になれば勢いよく流れ落ちる水を想像しつつ、二人は再び岩道を登り望徳峰へ向かった。
松の下で少し腰を下ろし息を整えるひととき。足元に広がる風景と稜線を渡る風が汗を静かに冷ます。その瞬間、自然と一節の歌が口をついて出る。
錦繍山は簡単には頂上の景色を見せない。高度が上がるほど山の奥深さが際立つ。稜線を歩くと、遠くに女性の横顔に例えられる月岳山の霊峰が姿を現す。まるで別世界に足を踏み入れたかのような風景が、山行の間じゅう続く。
” />ついに頂上に立つと、四方が大きく開ける。青い清風湖が一望でき、山と湖が織りなす壮大な景観が広がる。毎週マラソンに挑み自らの限界を越えているというキム・ギマンアナウンサーは、「大変だが、その過程を越えればもっと大きなものを得られる」と語り、山とランニングの共通点を指摘した。
山の高さと湖の深さを同時に感じる時間。二人の足取りは、こうしてまた一つの思い出を刻んだ。この旅の様子は3月15日、KBS2「映像アルバム 山」で放送される。
ニュースカルチャーのM.J._mj94070777@nc.press













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