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米国の軍事力評価サイト、グローバルファイアパワー(GFP)は2005年以降、毎年主要国の軍事力ランキングを公表している。韓国は2010年に12位だったが、翌年には7位へ急上昇した。その後は多少の上下を繰り返しながらも、2024年からは5位にとどまっている。問題なのはGFPが核兵器を評価対象から除外している点だ。現代戦の中核になりつつあるドローンやサイバー戦能力といった非対称戦力も比較対象に含まれていない。GFPは再来式の(従来型の)軍事力のみを基準に順位を付けている。核戦力を保有し、ドローンやハッキング能力まで飛躍的に拡大した北朝鮮・中国・ロシアを前に、従来型の軍事力だけで5位という韓国の順位はほとんど幻に近い。
イラン戦やウクライナ戦は、GFPの順位比較が実戦では意味をなさないことを端的に示している。GFP基準で1位とされる米国が、16位のイランを相手に2か月以上にわたり決着をつけられない。2位のロシアは20位のウクライナに侵攻したが、侵攻から4年目に入っても泥沼に沈んでいる。これは現代戦が単純な従来型戦争を超え、複合戦・非対称戦へと移行していることを示している。
さらに、同盟国や友邦の支援の有無、地政学的条件、経済力や当事国民の結束など、戦況を左右する変数は数多く存在する。
イ・ジェミョン大統領は最近の国務会議で、我が国の軍事力が世界5位であることを指摘し、「それなのに外国軍がいなければ自力防衛が難しいかのような不安を抱くのはなぜか」と述べた。国民の安全保障に対する不安を払拭する狙いの発言と受け取れる。しかし、断片的な軍事力ランキングの比較は実戦の前では大きな意味を持たない。
北朝鮮はGFPで31位と評価されているが、核兵器に加えドローンや従来兵器を増強している。ウクライナ戦では先端的な複合戦を経験し、北・中・露の結束も固めている。その間に我が軍ではドローン作戦司令部の組織が揺らぎ、米軍との合同訓練をめぐる対立に続いて軍事情報共有にも支障が出ている。
実戦に即した自主的な国防力を強化し、我が軍の実戦的な備えを確固たるものにするとともに、韓米同盟を強化することが安全保障不安を解消する近道である。
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