デビュー以来、ルセラフィム(LE SSERAFIM)は一貫して「恐れ」を主題にしてきたガールズグループだ。デビュー曲「FEARLESS」では「恐れはない」と宣言し、「ANTIFRAGILE」では逆境の中で強くなるというメッセージを掲げた。一般的なガールズグループの物語とは一線を画すその主張は、時に異質で衝撃的に受け止められた。しかし、活動の過程で予期せぬ逆風や厳しい視線に直面したことで、むしろその主張は説得力を増し、支持と応援を集める結果になった。揺れ動き不安な時間を経てきた分、今回のアルバムでルセラフィムが語る「恐れを認め、共に乗り越えよう」というメッセージはより真摯に響く。だからか、メンバーが語る「自分を愛する方法」は単なる自己啓発の助言というより、自分を守るために苦心して見つけ出した手段のように聞こえる。サクラは「趣味が本当に多い。気になることがあればすぐに動いて試してみるタイプだ」と語る。編み物やゲーム、読書など、自分の好きなものを一つずつ見つけていくと、それが自分の一部になるように感じる。そうした瞬間を通じて自分を愛そうとしているのだという。カズハは「自分を受け入れることがいちばん大事だ」と明かす。日記にその日の小さな良い出来事を一つ書き、自分をほめるようにしている。本当に難しいが、少しずつ練習しているという。ホン・ウンチェも「自分の魅力は自分がいちばん褒めたい」と語り、自分に時間を与えるようにしていると言う。正直まだ手探りだが、そうした時間を持ち続けたいと笑った。ホ・ユンジンは今回のアルバム制作を通じて、家族や友情、愛、連帯について深く考えるようになったと言う。ずっと恐れについて語ってきたが、ある瞬間「これを愛しているからこそ恐れているのだ」と気づいた。人に感じる不安も、それだけ大切に思って気を遣っているからであり、仕事に対する恐れも上手くやりたいという思いと愛があるからだと感じたという。ルセラフィムは今回のアルバムで、恐れを単に克服すべき感情とは位置づけていない。むしろ、揺れ動き不安な瞬間も含めて、自分を理解し受け入れる過程だと位置付けている。メンバーは、完璧でなくても自分を少しでも認め、愛する気持ちこそが自分たちを支える力だったと口をそろえた。
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