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身を切るような寒さの季節、温かいサウナが恋しくなる。先週末、近所の銭湯を訪れると、少し違和感があった。湯船を囲んで座る客の半数以上が一人で来ている20〜30代だったからだ。会員券を買って毎日入浴を楽しむ年配の常連女性たちがこの場所の主役ではなかったか。
この見慣れない光景は偶然ではない。最近、MZ世代がサウナ文化に飛び込み、変化が起きている。彼らにとってサウナはウェルネスの一形態だ。仕事帰りにカフェで一人の時間を過ごすように、サウナでリラックスの時間を持つ。汗をかき肌を整える以上の意味がある。
「一人専用の洗体サロン」はその流れを象徴する存在だ。名前の通り、プライベートな空間で半身浴や洗体、マッサージなどを楽しめる施設で、コロナ以降に広まった。1回の利用料は6万〜10万ウォン(約6360円〜1万600円)。銭湯の約2倍の価格だが、満足度と再来率は高い。一度も来たことがない人はいても、一度だけで終わる人はいないと言われる。
最近では、Netflixシリーズ「K-POPデーモンハンターズ」に登場した韓国の入浴文化を体験したい外国人の間で人気の観光スポットになっている。

ドーパミンに満ちた娯楽が溢れる時代、なぜMZ世代はサウナ文化に熱を上げるのか。サウナに詳しい人物とともに答えを探った。5万人のフォロワーを持つサウナレビュアー「孤独なサウナー」と書面でやり取りした。
孤独なサウナーの運営者A氏は自身を「勤続9年の会社員」と紹介し、「サウナを趣味として掘り下げているのは5年目だ」と語った。幼少期から習慣のように楽しんでいたサウナを、趣味として自覚するまで時間がかかったという。
「ある日、友人に悩みを打ち明けた。『自分は根気がない』『趣味はすぐ変わって興味を失う』という話をすると、友人が『何言ってるの、君は銭湯にすごく頻繁に行ってるじゃないか』と言った。その言葉でハッとしたんだ。習慣的に好きだっただけで、自分が入浴とサウナに本気だということに気づかなかっただけだと。」
「サウナに給料を使う会社員」とA氏のInstagramプロフィールに書かれている。実際、年間でサウナの入場料にかける金額は約700万ウォン(約74万2000円)。しかし、同じような「サウナファン」がこれほど多いとは思わなかったという。
昨年9月に運営を開始した「孤独なサウナー」のInstagramアカウントは5ヶ月で5万人のフォロワーを獲得した。コンテンツのテーマは「自腹で自ら汗を流す」で、A氏が実体験をもとにサウナの感想を公開する。投稿には少なくとも数十、多ければ100件以上のコメントが付く。「後で必ず行ってみる」という反応が大半だが、「ここは私だけの秘密にしておきたかった、記事を下ろしてほしい」「もっと有名になってはいけない」といった冗談めいた声も目立つ。
A氏はこの人気について「AIに質問すれば1秒で答えが得られる世界で、簡単にアクセスできないのがまさに銭湯情報だ」と述べ、「写真が撮れないため体験談としてしか広まらない分、より興味深く新鮮に感じられるのだと思う」と説明した。

では、なぜサウナがトレンディな趣味として定着しているのか。A氏はサウナを楽しむ若い世代を「よりよく生きたいという思いに満ちた人たち」と表現した。よりよく生きるために思考を整理し、不安を洗い流す手段としてサウナを選んでいるという。
「私のチャンネルのフォロワーは大半が25〜35歳の、いわば‘大人の子ども’たちだ。何とかうまく生きたいという思いが強い年代だ。30を迎えるとようやく自分の力で立ち上がり始める時期で、社会や家庭での役割が増える。その不安は相当なものだろう。初めてのことが多く不安な人たちが、瞑想のような行為としてサウナを活用しているのだと思う。」
今後のトレンド拡散への期待も示した。A氏は「米国や日本ではすでに2〜3年前からサウナがウェルネスの一分野として認識され、さまざまな職業が派生している」と伝えた。ランニングやキャンプと連動して仲間とサウナを楽しむ「ソーシャルサウナ」も増えているという。
さらに「このトレンドが韓国に入ってくれば、より速いスピードで広がるはずだ」と述べ、「すでにサウナを活用した多様なソーシャルイベントが開催され、サウナバスやランニングステーションの話も聞こえてきて期待している」と語った。













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