
5日、全州市庁ノソン広場一帯で開かれた第104回子どもの日の行事は、単なる記念式典を超え、「権利・体験・政策参加」を組み合わせた複合型の現場として運営された点が際立っている。
行事は午前10時の記念式から午後5時まで続き、主催者の推定で約3000人が参加した。伝統的な祝賀の枠を超え、子どもの「参加権」と「遊ぶ権利」を同時に実感できるように設計されている点が目立った。
式前にはテコンドー演武とK-POPダンスが雰囲気を盛り上げ、本行事では模範児童16人と児童福祉功労者8人の計24人が表彰された。続いて児童代表による憲章の朗読と願いを込めた紙飛行機のパフォーマンスは、形式的な宣言を超え「主体としての子ども」を前面に押し出す象徴的な場面となった。
特に今回の行事は「遊び―体験―政策参加」の構造を明確に区分して運営した点で、従来の行事と差別化されている。
遊びの広場では年齢別のエアバウンスと自然遊び場が組み合わされ、身体活動を中心とした体験が可能になっており、職業体験ブースでは「キッズクリエイター」プログラムを通じてデジタル環境に慣れた世代の特性を反映している。
広報・体験ブースも単なる体験にとどまらず、政策メッセージを含んだ構成だった。児童の権利キャンペーン、情緒的虐待予防、金融教育、メンタルヘルス検診、家族フレンドリープログラムなどが結びつき、「遊びながら学ぶ権利教育」という流れが現場で実現された。
特にグリーンアンブレラ(초록우산)が運営した「未来からの投票」プログラムは、児童自身が政策を提案し選択する仕組みを導入することで、会場が一種の「ミニ市民参加プラットフォーム」として機能した点で意義が大きい。これは地方自治体が進める児童政策参加団の運営と連動し、政策実験的な側面も持つ。
午後はマジックショー、バブルショー、風船ショーやゲリライベントが続き、滞在時間が自然と長くなった。飲食ブースと休憩スペースが組み合わさり、家族単位で滞在する行事として安定的に運営されたと見られる。
現場では「子どもたちが単に楽しむだけでなく、自分で選び参加する経験をしている点が印象的だ」という家族連れの反応もあり、体験中心の行事から「参加型の祭り」への転換の流れが確認された。
全州市はユニセフの「子どもにやさしい都市」政策の方針に沿って、遊び週間の運営や児童権利教育、政策参加の拡大を継続して推進する考えだ。ウ・ボムギ全州市長は「子どもの幸福を都市運営の重要な価値として政策を続けていく」と述べた。ただし、こうした政策が一過性の行事で終わらず日常的な制度として定着するかどうかは、今後の運営過程での継続的な点検と補完が必要だという見方もある。













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