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【旅行+ヨーロッパ】
イタリア以上にイタリアらしい都市の正体
物価が安く遺物もよく残る…コスパ抜群のヨーロッパ旅行先
2000年のローマ遺跡、トリュフ、ワイン、オリーブオイルが共存
「ゆっくり滞在しよう」ドゥブロヴニクからイストラまで
物価が安く遺物もよく残る…コスパ抜群のヨーロッパ旅行先
2000年のローマ遺跡、トリュフ、ワイン、オリーブオイルが共存
「ゆっくり滞在しよう」ドゥブロヴニクからイストラまで
イタリア以上に「イタリアらしい」国がある。もちろんその分イタリアに行ったほうがいいと考える向きもあるだろう。だがコスパは無視できない。物価がずっと安く、遺跡や文化財の保存状態が良ければ、むしろ観る楽しみは増す。行かない理由などない。
その主役はアドリア海を挟んだ向かい側、クロアチアだ。ヨーロッパを旅したことがある人なら、クロアチアが強く魅力を放つ国だと納得するだろう。中でも最も訪れる価値が高いのは、クロアチア北西部に位置するイストラ半島だ。まるで鏡に映したようにイタリアと向かい合っている。

ノバ・エロイカ・イストリア・トリュフツアー現場 / 写真 = クロアチア観光局
ローマ帝国時代に皇帝たちが築いた円形競技場が2000年経ってもほぼ姿を留め、その一方でフランス・ペリゴールと肩を並べるトリュフがミルナ川流域の森で採れる。国際オリーブオイルの品評会でこの半島の名が度々上位に挙がることもある。観光地化する前のトスカーナがこのような風景だったのではないかと想像させるほどだ。
地理的、文化的、歴史的なルーツが似ているため、クロアチアとイタリアは似た面も多いが、同時に異なる空気感が漂う。似ているだけで同じではない。イタリアより素朴に見えて、より深い体験を与えることがある――それがクロアチアの魅力だ。

空から見たプーラ・アレーナ / 写真 = クロアチア観光局
イストラ半島の最南端には3000年の歴史を誇る都市プーラがある。紀元前27年から西暦68年の間に完成したプーラ・アリーナは世界で6番目に大きなローマの円形競技場で、現存するローマ円形競技場のなかで唯一、四つの塔が完全に残っている。
ローマのコロッセオが元の構造の約3分の2を失ったのに対し、プーラ・アリーナはドーリス式・イオニア式・コリント式の三種の建築様式をほぼ完全な形で残している。かつて2万3000人を収容した威容を今に伝える。
現在は単なる遺跡を超え、市民と旅行者が共に楽しむ文化空間として生まれ変わった。1954年に始まるプーラ映画祭は、2000年の石の上に腰掛け星空の下でスクリーンを眺める特別な体験で知られる。剣闘士再現やルチアーノ・パヴァロッティ、エルトン・ジョンといった世界的音楽家の公演が行われたことも、この地の価値を物語る。

プーラ映画祭現場 / 写真 = クロアチア観光局
プーラが建築で目を引くなら、グルメは旅人の口を休ませない。特に「トリュフ・ワイン・オリーブオイル」の三本柱が際立つ。モトブン丘の麓、ミルナ川流域は世界的なトリュフの産地で、専門の猟犬と森を探検してトリュフを見つける体験ができる地域だ。
近郊のリバデ村は「トリュフの都」と呼ばれ、世界最大級の白トリュフが発見された地でもある。採れたてのトリュフを載せたタリアテッレ一皿と地元産マルヴァジアの白ワイン一杯で疲れは一気に消える。

トリュフ卵料理 / 写真 = クロアチア観光局
オリーブオイルも世界最高水準と評価されている。国際オリーブオイルガイド「フロス・オレイ(Flos Olei)」で長年上位にランクインしており、地域品種で作るエクストラバージンオイルはハーブとトマトの香りが重なる独特の風味を持つ。
バニラアイスにオリーブオイルと粗塩、ダークチョコを合わせるデザートペアリングまであり、オリーブオイルだけで半日があっという間に過ぎる。イプサやチアバロンといった農家ではオリーブ収穫と圧搾の過程を見学できるファームツアーに参加できる。

イストラオリーブ農場 / 写真 = クロアチア観光局
ワインも土着品種のマルヴァジアとテランを中心に個性的な味を示す。花の香りとアーモンドのニュアンスが感じられるマルヴァジアはアドリア海の魚介と相性がよく、鉄分豊富な赤土で育つテランは深みある粗いタンニンが特徴でトリュフのパスタと完璧に合う。
この地域の一押しスポットに行くなら、プーラ南部のバニョレ村にあるコノバ・バテリーナを推奨する。4代続く漁師の家系スココ家が2000年に開業した店で、その日の朝に獲れた海産物だけでメニューを構成する。
魚の肝のパテから魚の内臓料理まで、海の恵みを余すところなく使う創造的な料理でミシュランガイドのビブグルマンに選ばれた。数か月前の予約が必要で現金のみの支払い、毎週月曜と8月の特定期間は休業だ。

コノバ・バテリーナの料理 / 写真 = クロアチア観光局
▶▶▶ クロアチア旅行を100倍楽しむ方法
1. イストラはクロアチア全土をつなぐ旅の起点にも終点にもなり得る。南のドゥブロヴニクから出発しスプリットを経て北上するルートは、クロアチアが持つ「三つの時間」をすべて体験させる。ドゥブロヴニクでは世界遺産の城壁とアドリア海の絶景を、スプリットではローマ皇帝ディオクレティアヌスの残した宮殿に出会える。

ドゥブロヴニク港 / 写真 = クロアチア観光局
2. 仁川からクロアチアのザグレブへ直行便はない。1〜2都市を経由する必要がある。ルフトハンザはフランクフルト経由、ターキッシュエアラインズはイスタンブール経由、オーストリア航空はウィーン経由、KLMはアムステルダム経由などが一般的だ。
3. クロアチアの4〜5月は日本の春から初夏に相当する。4月は通り雨があるが、5月に入ると晴天が続くことが多い。日中は半袖や薄手の長袖、夜はウィンドブレーカーやカーディガンなどを重ねるのが良い。
チャン・ジュヨン 旅行+ 記者













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