
最近、食感(Texture)を前面に打ち出したデザートが話題を集め、新たな消費トレンドとして定着しつつある。
昨年、SNSを中心に拡散した「ドゥチョンク」を皮切りに、凍らせて食べる「グミ」、〈プシュラン〉、〈ザ・クリスピー〉など、パリパリとした食感を強調する商品が相次いで注目を集めている。単なる味わいを超え、「噛む楽しみ」を重視するテクスチャー志向の消費が、MZ世代の新たな美食基準として浮上している。
◇ パリッとした食感の時代…ドゥチョンク後も続くカダイフ人気
プレミアムデザートブランドのノティッド(Knotted)は昨年12月、ドバイのデザートを独自に再解釈した「ドバイドーナツ」3種を発表した。ドゥチョンクの核心であるカダイフのパリパリ感を生かしつつ、ノティッド特有のもちもち感を組み合わせ、対照的な魅力を際立たせている点が特徴だ。
ドバイドーナツは単にトレンドを取り入れただけでなく、ブランド独自の感覚で再構築した点が消費者の関心を集めた。中でも「チョコ ドバイドーナツ」はシリーズ中で最も販売比率が高く、代表メニューとして定着している。
こうした反応を受け、ノティッドは先月、ヘーゼルナッツとピーナッツバターを使ったドバイドーナツ2種を追加発売し、ラインナップを拡充した。従来のピスタチオ中心の構成から一歩進み、ナッツ風味を加えることで味の幅を広げ、消費者の選択肢を増やした形だ。
新作も発売後に好評を得ている。「ヘーゼルナッツ ドバイドーナツ」は発売直後に関心が急速に拡大し、発売当日と比べて3日間で販売量が280%増加するなど高い人気を維持している。「ピーナッツバター ドバイドーナツ」も同期間で販売量が242%増え、香ばしいナッツ系フレーバーのラインナップに対する消費者の反応が急速に広がっている。
このように、パリパリとした食感に多様な変化を加えた「ドバイスタイルのデザート」は一過性の流行を超え、一つのデザートカテゴリーへと広がる兆しを見せている。ドゥチョンク単体の話題性はやや落ち着いたものの、カダイフのパリパリ感や味わいの変奏を試みたデザートには依然として高い関心が寄せられている。
ノティッドの関係者は、「ドゥチョンク自体の話題性はやや落ち着いたが、今回のトレンドを機にデザート市場でパリパリ食感が長期的な潮流として定着しつつある」と述べ、さらに「今後もトレンドを素早く捉え、ブランドの感性を付加した商品で消費者に楽しいデザート体験を提供していく」とコメントした。
◇ 「凍らせて食べるグミ」トレンド拡大…コンビニが関連プロモーションで需要を直撃
最近、SNS上では「凍らせて食べるグミ」が人気のおやつとして浮上している。グミを冷凍庫で3〜5時間ほど凍らせて取り出すだけの簡単な食べ方で、独特の食感が楽しめるため、MZ世代を中心に急速に広がっている。特に凍ったグミを噛んだときのパリパリした食感と音は、「グミは柔らかい」という既存のイメージを覆し、新たな食の楽しみを提供している。
この流れの中で、ハリボー、チュッパチャプス、トロリーなどの人気グミ製品が再び注目を集めている。実際、CUの先月のグミ売上は前月比27.4%増、セブン−イレブンも同期間で21%の売上増を記録した。GS25ではサワー系グミの中でヒッチスの「サワードラーヘングミ」の販売が119%以上伸びている。
コンビニ業界はこのトレンドに合わせ、関連プロモーションを積極的に展開している。セブン−イレブンは「オールデイホワイトデー」イベントを実施し、凍らせて食べるグミのトレンドと記念日需要を同時に取り込んだ。サンリオキャラクターズや『ユミの細胞たち』など人気IPとのコラボ商品も消費者の関心を集め、特にイベント限定の「イチゴ ハローキティ」デザインが入った「ハローキティ 機内用キャリーセット」は発売5日で完売した。
GS25は「超特価セール」で、SNSで凍らせて食べるグミとして話題になった「トロリー サワー グロウルムズ」など、10種類以上のグミ・キャンディを対象に1+1プロモーションを実施し、関連需要を狙っている。
◇ 「パリパリにするなら揚げるべきだ」…食感を強調した新商品が活発に登場
外食業界でも、パリパリした食感はメニュー競争力を高める重要な要素になっている。特にチキンやバーガーなどの揚げ物を中心に、パリパリ感を最大化した新商品の投入が相次ぎ、食感競争がさらに激化している。
ジャダムチキンは最近、衣にラーメンの破片をまぶした新メニュー「プシュラン」を投入し、独特の食感をアピールしている。韓国のソウルフードとされるチキンとラーメンを組み合わせ、砕いて食べるラーメンのパリパリ感を活かした「ラーメン クランブル」を加えた点が特徴だ。
バーガーキングはチキンバーガーのラインナップを強化し、「ザ・クリスパー」2種を発表した。基本の「ザ・クリスパー」とトッピングを加えた「ザ・クリスパー ベーコン&チーズ」で構成され、既存商品と比べてよりパリパリした食感を打ち出している。バーガーキングはこのヒットにより、チキンバーガーの販売比率が31%まで拡大する成果を上げた。
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