【リアルフード=ユク・ソンヨン記者】 「『牛乳バター』と書いてあるけど、これって天然バターじゃないのか?」
30代の女性、クモさんはコンビニで買ったバターが「加工バター」だとは気づかなかったと話す。「パーム油や添加物が嫌でマーガリンの代わりに買ったのに、加工バターを口にしていた」と不満を漏らした。
バターは一つの食品カテゴリーとして捉えられがちだが、「天然バター」と「加工バター」に分かれる。どちらも製品名に「バター」と表示できるため、加工バターを天然バターと誤認して購入するケースがある。
バターは生乳や乳製品から乳脂肪分を分離したり発酵させたりして作る加工食品だ。加工バターは、そうしたバターにほかの食品や食品添加物を加えて再加工したものを指す。簡単に言えば、一般にイメージするバターは牛乳のみを原料とする「単一原料」製品であり、加工バターはバターに植物性油脂や添加物を混ぜた「複合製品」だ。
食品の種類が「バター」であれば、原材料名もクリーム、食塩、乳酸菌などと簡潔に記載される。加工バターには乳脂肪分のほかにパーム油、硬化油、防腐剤、乳化剤など多様な原料が含まれていることが多い。
もっとも重要な違いは乳脂肪分の含有量だ。食品医薬品安全処の食品公典によれば、天然バターの乳脂肪分は「80%以上」だ。一方、加工バターの乳脂肪分は「30%以上」にとどまる。乳脂肪分が高い天然バターは、バター特有の濃厚な風味が感じられる。
加工バターの利点は価格の安さだ。食品添加物により賞味期限が延びる場合もあり、冷蔵状態でも柔らかく塗れるという利点もある。
食品添加物を避けたい、あるいはバター本来の風味を楽しみたいなら、加工バターより天然バターを選ぶのが望ましい。問題はこの二つの見分けがつきにくい点だ。現行規定では加工バターも製品名に「バター」とだけ表示できるため、「加工バター」と明記せずに「牛乳バター」や「香ばしいバター」といった表記にしていると、消費者が混乱するおそれがある。
この二つを区別するには、製品名ではなく包装の裏面や底部に記載された「食品の種類」を確認する必要がある。食品の種類が天然バターか加工バターかを確かめればよい。この表示は食品公典上の義務事項なので必ず記載されているが、文字が小さくて見つけにくいことが多い。
加工バターなら栄養成分表示も確認するべきだ。今年から段階的に施行される食品医薬品安全処の改正により、バターにも栄養表示が義務化された。カロリー・ナトリウム・糖類・脂肪・タンパク質などが表示される。食品医薬品安全処は、従来182品目にのみ適用していた栄養表示を、バター・加工バターを含むすべての加工食品(259品目)へ拡大した。













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