● 世界初の半固体バッテリー量産成功および次世代ソリッドコア技術発表
● 2026年末、ヨーロッパ市場向けのMG電気自動車に全固体バッテリーを搭載予定
● ドイツ・フランクフルトにヨーロッパエンジニアリングセンターを開設し、現地最適化戦略を強化
● ハイブリッドプラス技術を基盤に、2025年の販売台数が前年比で300%増

全固体バッテリー量産体制構築とソリッドコア導入
上海自動車傘下のMGブランドが次世代バッテリー技術「ソリッドコア(SolidCore)」を発表し、電動化市場の攻略を加速させる。MGは世界初の半固体バッテリーの量産に成功したと発表し、この技術が航続距離の延長、充電時間の短縮、低温での性能改善、安全性の向上に寄与すると見込んでいる。
新しい全固体バッテリー技術は、2026年末にヨーロッパ市場で発売されるMGの電気自動車モデルに優先的に採用される予定だ。固体電解質を用いたセル構造はバッテリー寿命を延ばし、将来の規制基準を満たす保護膜の役割を果たす。特に低温でも予熱を必要とせず即始動でき、既存の電気自動車より加速性能が高いのが特徴だ。
ヨーロッパ市場に特化したエンジニアリング能力強化
MGはドイツ・フランクフルトに新たな欧州エンジニアリングセンターを公式に開設し、現地最適化戦略「In Europe, for Europe」を本格化させる。この施設は欧州の気候や道路環境、ドライバーのライフスタイルに合わせた車両開発を一手に担う中核拠点だ。ロングブリッジのエンジニアリングチームやロンドンのデザインハブと協働し、欧州消費者のニーズを製品に反映する体制を整えている。

ハイブリッドプラス技術で市場シェア拡大
電気自動車と並行して、ハイブリッド技術の高度化にも注力する。MGのハイブリッドプラス技術はソフトウェアとハードウェアの最適化により燃料消費を削減し、動力伝達のレスポンスを高めて滑らかな走行を実現する。拡大したバッテリー容量は電動走行距離を伸ばし、維持費を下げる重要要素だ。
実際、MGは2025年にハイブリッドモデル13万7000台を販売し、前年から300%増という高い成長を記録した。キミ・リーMGヨーロッパ副社長は、ソリッドコアバッテリーとハイブリッドプラス技術が顧客に具体的な利点をもたらし、電動モビリティをより直感的で身近なものにすると述べた。
文 / ウォン・ソンウン(グローバルオートニュース記者)
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