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早春から盛夏にかけて群れをなして黄色い花を咲かせる小さな野草がある。韓国のどこでも陽当たりの良い場所なら容易に見られる「ヤンジコッ(양지꽃)」だ。日光を好むため茎が四方へ丸く広がり、花が盛りの時期はまるで黄色い花の座布団のように見える。
ヤンジコッは根で冬を越す多年草だ。葉や黄色い花の形がヘビイチゴに似ており、しばしば混同されることがある。
植物は日光を好む陽地植物と、陰を好む陰地植物に大別される。それぞれが自らの場所で自然に適応しながら生存と繁殖を続け、生態系を支える重要な役割を果たす。
韓国社会で陽地と陰地を語るときに思い出される有名な一節がある。『陰地で働き陽地を志向する』という国家情報院の院訓だ。1961年の中央情報部創設時から用いられてきたこの院訓は、当時の情報機関に対する負のイメージと重なり、多くの国民に恐怖感を与えた。「暗い場所から世を見守るヴィラン(Villain)」が連想され、恐怖心を一層かき立てた。論争の的だったこの院訓はいったん姿を消したが、2022年に復活した。ただし現在は、「情報は国力である」という、かつての国民の政府時代の院訓に戻されている。
陽当たりの場所でも日陰でも、それぞれの環境で共生し役割を果たす植物たちを見ると、もうひとつの教訓が浮かぶ。人間の過剰な才覚や欲望が、どのようにして秩序を破壊し、不幸の種をまくのかということだ…
/画家














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