
イランとの戦争に出口は見えない。ドナルド・トランプ米大統領が発電所やエネルギー施設への攻撃を猶予すると明言した6日(現地時間)が目前に迫っているにもかかわらず、双方は互いに「地獄の扉を開く」と脅し合っている。イランは紅海封鎖のカードまで取り出し、脅威の度合いを一段と高めた。
モハマド・バゲル・ガリバフ・イラン議会議長は3日、X(旧Twitter)に「世界の石油、液化天然ガス、小麦、米、肥料の輸送量のうち、バブ・エル・マンデブ海峡を通過する割合はどれほどか。海峡を通過する貨物量が最も多い国や企業はどこか」と投稿した。
ホルムズ海峡に続き、バブ・エル・マンデブ海峡の封鎖も示唆したものと受け取れる。紅海を経てスエズ運河へ向かう唯一の航路で、地政学的要衝に当たる。最も狭い幅(32km)はホルムズ海峡(34km)より短い。世界の原油輸送量の10%超、コンテナ輸送量の25%が紅海とアデン湾の間にあるこの海域を通過する。イエメンの親イラン武装組織フーシ派による封鎖が懸念されている。
トランプ大統領も反発した。4日、自身のソーシャルメディアに「私がイランに(米国の終戦要求を)受け入れるか、ホルムズ海峡を開放するまで10日を与えたことを思い出せ。時間は多くない。彼らに地獄の扉が開くまで48時間しか残っていない」と警告した。
トランプ大統領は1日、演説で今後2〜3週間にわたりイランに極めて強力な打撃を加えると宣言し、「彼らを石器時代に戻す」と脅した。翌2日にはイランのB1橋を爆破した。橋脚の高さ136mのB1橋はイランのランドマークとされる大型構造物だった。













コメント 多くのニュース